2011/06/11

059:秘めておけばいいのに

しばらく80年代のカウルと毎日戦ってる
新品なんて無い

クライアントの要望は全部カーボンクロスで、と
カーボン地を見せながらライムグリーンが入ればキレイかなぁ、とか思ったりするが
そこはオレが口出すところじゃないね





現代のに比べると分厚い(+重い)
型取るときにフニャフニャよりは仕事しやすいわ

全部カーボンカウルにすると数分の1の薄さ
チリ合わせや車体への取付部はノーマルの厚みが前提だから表側の型だけじゃ解決しない
合わせ面を全部つくり直すって方法もあるけど今回はやらない方向
車両を預かれないしね

1台分なのにカウル点数が多いのはなんでだろ

裏側のボスとかも再現しなくちゃなんで治具製作も大変


オーナーさんはこのオリジナルのカウルも保管しておきたいとのことなので型取りもより慎重
なんか勾配ギリギリなんで型の分割を増やしたりも

脱型時にガリガリは絶対避けたい
ちゃんと離型剤効いててよー、って祈りつつ作業

で、当時はそうだったのかたまたまなのか塗装のムラが結構ある
縁に溜まってたり凹凸があったり
ひょっとして再塗装なのかなぁ
塗膜が剥がれてるトコなんかはダメージ広がらないようにテープで保護


そういうのは全部型に再現されるんでマスターモデルで修正

まぁラインとかステッカーとかもそのまま型に反映されてるから結局同じなんだが

あとクラックも多い
30年近く経っててピカピカな方がレアか


その最初の型に貼り込んで脱型したらマスター完成
オーナーさんと細部の打ち合わせ後に
最終形状のマスターモデルを仕上げて再び型取り
カーボンクロスをキレイに貼りこむ為の分割を考えてやらないと絶対後で泣くよオレ


時間に余裕があればオリジナル形状のままの生産型を作っとけば
後ほどリプロ物で販売・・・いや、需要が


キレイに脱型出来ても車体へのフィッティングが待ってる


長い時間がかかるのはもちろん
結構費用がかかります

今回はオーナー希望の形状変更が加わるので更にプラス
中古車の流通価格はモチロンのこと新車当時の販売価格に届きそうな勢い
ひょっとしたら超えちゃうのか?

オリジナルのステッカー剥がして補修してサフェでも吹かせてくれるのなら
そのままマスターできるぶん時間や手間や費用は抑えられます
捨て型いらないしね



普通は預けるときのノーマルカウルがカーボンになってくるトコしか見ないから
途中経過なんてわからなくて当然
ホントはこーゆーイロイロも表に出さず黙々と完成させればカッコイイのかもしれないけど
根がおしゃべりなんでw

あとはなんで費用や時間がこんなに、ってのが少しはわかっていただけると、ってのもある
余計に仕事が減る要因になっちゃう?




お待たせして申し訳ないなぁと思ってるんだけど
お仕事いただく以上納得行かないモノは出せないの
それでも期日は伸ばしちゃいけないけどさ


分業制とかになってるトコなんかならもう少し早く完成かもしれない
ウチは独りでスイマセン


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カウルの愚痴になってるけど型取りとかの話じゃなきゃ味があってイイ感じ
BMWのピンストライプみたいなね
当時物、ってこういうヤツなのかな(手作り感、とか?)

表側だけオリジナル形状でFRPでリプロ物作っても厚みや重量感が違うと
なんか雰囲気違っちゃうだろうな




脱線しなかった



なんか色々溜まってきちゃってる
ありがたい限り
ひとつひとつ丁寧にコツコツと・・・

作るのは好きだが
もう少しやり方を変えないと先が微妙だよな、と模索中でもあるこの頃

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