2013/04/11

155:造形の話

正しくは修理ついでの形状変更

知人より持ち込まれたカウル
ありがとうございます・・・


テスト中に壊れたそうな

センターの黒ガムテープは幅詰めの検討中
50mm細くすることに決定


直せるけど普通は廃棄して欲しいレベル
ゼッケン左側の取り付け部なんか大穴じゃん
反対側見ながら作るけどさー









ダクトは活かすのでカットラインを考えた
手前に50mm幅の残骸とシート下裏骨

表側で仮固定済み
欠損部は大まかなガイドを作ってある

裏打ちする為に削る
完成後の厚みも考慮していろいろ

 

 

裏打ち終了
次は表面
塗装剥離が一番大変か
あとシートウレタンやステッカーの糊

コレは塗膜がスゲー硬くてペーパーの刃が立たなかったがサフェとの食いつきが甘く下からヘラとかを入れてやるとパリパリ
とはいえ入り組んだ所なんかはやっぱりメンドクサイ



ダーッと削る
サフェを通り越しゲルコート層も半分
なるべく段差出ないように合わせたつもりでも形状考えると結構削ることに
裏打ち部が薄くなりすぎた所は追加し表側の合わせ目も彫って埋め直し

これだけ壊れてるとどうやっても破損前の重さにするのは難しい

50mmと裏骨の分は軽量化してる・・・ハズ


欠損部を樹脂で補修・造形したあと溶きパテを全面に塗布
今回は刷毛で

面出しとペーパー目消しを兼用









研いて足りない所は再びパテ入れ

薄く残ってるところが凹んでた部分
最初からかもしれないが薄くして裏打ちしてるから硬化の過程で引いたトコもあるんじゃないかな



向き揃えて撮ればいいのにオレ



サフェ噴いておしまい
塗装前に研くし形を見るのがメインなので噴きっぱなし

レースに使うそうでこのカウルに合わせてシートレール製作だって

車両に合わせないで済む分こちらも気楽だけどそうじゃないなら車両持込み必須
タンクとの兼ね合いとか無きゃシートレールだけでもいいけど







あくまでも今回はこんなやり方でした、って感じ
リクエストには最大限お応えするけれど手間やコストの兼ね合いはどうしてもあるよね
レース用とストリート用じゃ耐久性や重量なんかも考え方いろいろ




一番最初の入庫時に重さを量っておけば良かったんだがまたもや忘れた
実際はコレに塗装するわけだからその分の重量もプラス
トランポに載せる時にテールエンド押しても大丈夫だしちょっとコケたり倒れたり程度なら割れない丈夫さになった

練習走行も含め本番でも予備カウルが必要になったりするのならこの状態で型を取っておくのをオススメ
型代は余計にかかるし1つ抜く毎にカウル代も必要だけど毎回直したりするんじゃ大変だしどんどん重くゴツくなる一方
修理してる間走れるか否かは大きいんじゃない?
カウル大破レベルじゃ車体もダメか

とりあえずこのカウルでシートレール製作を進めてから型取りの件を考える、ってお話にはなってる
ボロボロになる前に型だけ取らせて~

軽量で丈夫な製品版を抜かなくても保険として型があるってのは大きいと思うんだ

本番スペシャル用にカーボンで貼ったカウルでもOK

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抜く、っていうのは脱型のこと
型に貼りこんで硬化後取り出すのね

研磨する、っていうとオレはどうしてもピカピカツヤツヤに磨き上げる感じ
バフがけとか

「ガーッとみがいてさー」って言うけど漢字は「磨く」じゃなくて「研く」
研ぐ(とぐ)だと刃物かなぁ
磨く(みがく)だと生産型の内側をコンパウンドでピカピカに、とか

引く、っていうのは樹脂が硬化時に収縮するのよ
種類や方法によって程度はまちまち
で、引っ張られてヘコんだり変形したりする
断面がUの形のものを作るとやり方次第で上部が平行どころか閉じそうな勢いになることだってある
UにかぎらずVだってLだって同様
引くことをあらかじめ考えて形状を検討、や樹脂を選ぶとか積層方法を・・・なんて話

パテ盛り過ぎても引くよ



えーいメンドクセー

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